3歳5ヶ月からのスノーボード育児

娘のスノーボードデビューを機に家族一緒に雪山を楽しむ様子や育児にまつわる出来事を日記にしてみよう

スノーボード38日目 パパと娘で挑む最強寒波。そして娘の急成長。

〜【本日の一コマ】警報急寒波にも負けない娘〜

 

警報級寒波の到来。暖冬である今シーズン貴重なまとまった積雪。そろそろ多少過酷な環境下での滑走を娘に経験してもらいたくてこの寒波へのチャレンジを決行。パパも含めて冬山訓練的な試み。場所は宝台樹。今の娘にとって練習環境として最適な事はもちろん、これまでとの様子の違いを実感する事でより良い経験値を得られるというのが狙い。

 

前日まで天気予報と睨めっこし行動計画を思案。寒気は2日間居座り続ける予報でちょうどこの2日間はパパが休み。どちらの日程を優先するのか。おそらく1日目の方がリスクが少ないと判断。実際に現地を見なければ最終的な様子はわからないので防寒対策をいつもより入念に準備し向かう事に。ただし道中の除雪、ゲレンデの圧雪が追いつかないぐらいの積雪や強風があったら中断の選択肢も考慮。

 

↑スノーブーツ購入者。あと雪遊びセット。

 

 

今回北陸を中心とした豪雪で1日目は群馬北部は比較的穏やかだった印象。月夜野付近ではあまり雪は見当たらず、水上まで来て休憩のため車を駐めた時で積雪15cm程度と言ったところ。宝台樹に向かう途中も除雪はしっかり行き届いていてさほどストレスも感じず到着。最も心配していたのは強風。しかしゲレンデも終日問題になる程の強風く、娘のステップアップにはちょうど良い積雪に良質なパウダー。つまりは最高のコンディション。

 

↑車内からのリモート撮影にて山間部の見事な雪雲を収めた写真。

 

↑コンビニ駐車場にて。

 

↑待望のハイシーズンらしい景色。

 

↑心配された風は終日問題無し。

 

↑最高のコンディション。

 

そしてこの日滑りに来れた事に最大限の感謝。一つ一つの貴重な経験をたくさん積め、結果娘の滑走レベルは大きくステップアップする事ができた。

 

まずは前回とも異なる、雪が降ってる最中のパウダーラン。娘にとっては膝パウぐらいの感じで圧雪された所とされてない所、これまでとは別の板の捌き方を滑る中で身につけていった。

 

浮力を得る様な滑りはできないものの、パウダーに埋もれない様スピードを意識し始めたよう。また前回課題とボードスライドの多様。うっかりボードスライドで長い距離滑走し雪の重みからの逆エッジを喰らった。

 

↑パウダーを積極的に攻める。

 

↑積雪の増加とともにトゥが刺さることが多くなった。

 

顔面からの転倒で痛い目にあいつつ、それをきっかけにターンをより強化。少し厳しめにコーチングしつつ、雪の具合に慣れたところで娘もターンのコツを掴み連続ターンが決まり始めた。

 

また重心をコントロールするためにプレスやオーリーと言う理論をほんの少し伝えてみる。特にフロントサイドターン導入のための切り返しにフロントノーズの形がぴったりフィットした様でそこからターンの精度が抜群に上がった。最後は転倒もなくターンをしっかりコントロールして見事に滑走し切った。ここまでのコントロールが身につくとは想定外で驚かされた。

 

↑BSからFSの切り返しがよりスムーズに。

 

運にも恵まれ、降雪具合が絶妙だった今回の寒気だけども娘にとっては初めての本格的な冬山環境。しかしこれも想定外に朝一から16時までほぼ1日滑走。間に休憩や雪遊びタイムを挟んだがそれでもスノーボードに対する体力、精神力、集中力が高まっている事が見てとれた。ある程度集中して滞在できた要因にとても気を遣ったのが顔面と手ケア。

 

ゴーグルはあらかじめ手持ちでは今回の環境に最適なピンク系のレンズをチョイス。ゴーグル、バラクラバ、ヘルメットでしっかり防寒、視界確保をしつつ鼻部分だけは少し隙間を作らせクモリも対策。パウダーの中たくさん転倒もしたがゴーグル内に雪が入った様子があれば一度休憩し完全に乾かす。また前回の滑走で手の冷えが辛そうだった。キッズ用のインナーグローブも娘に合うほど小さいものがなく、ふと見つけたのが貼れるタイプの低温ホッカイロ。しかも小さめ。低温火傷がない様細かく様子を見た方が良いが娘はこれがだいぶ助かったみたい。

 

↑横殴りの雪にも動じない完全防備。

 

↑グローブ内に低温ホッカイロを入れ手の強烈な冷えを防ぐ。

 

また遊びの時間も必要。スノーブーツと一緒に買ったスコップにバケツで大いに雪で遊んでもらう。

 

↑せっかくの大量の降雪。たくさんの雪で遊んでみよう。

 

後は丸一日滑るとなると食事も4食必要だった。日の出前の出発で朝ごはんが早い分たくさん動けばお昼ご飯も早まる。今回節約のためお昼ご飯を用意していたが10時半に食べてしまい、その後13時ぐらいには結局足りずゲレ食。帰りも遅くなり外食。地元にお金を落とすのも必要だが少し節約も必要なため、これからは前日に極力4食分を用意しなくちゃ。

 

↑お昼ご飯が10時半。

 

 

↑2度目のお昼ご飯。そりゃ、これだけ動けばお腹は空く。

 

以上のような感じで今シーズン最強寒波への挑戦は大成功。これ以上に過酷だっから帰らざるおえないが、自然相手にある種の駆け引きをして自らを高めていくって言うのがスノーボードの醍醐味だと思う。そして娘もスノーボードを上手くなりたいと言う言葉を積極的に話してくれて、もはや大人顔負けの立派なスノーボーダーだ。