3歳5ヶ月からのスノーボード育児

娘のスノーボードデビューを機に家族一緒に雪山を楽しむ様子や育児にまつわる出来事を日記にしてみよう

スノーボード53日目(5歳7ヶ月) 今シーズンラスト川場

〜【本日の一コマ】帰りにオーリー練習〜

 

4月3日の川場。この日は夕方に娘の歯医者。後の予定を考え早めに帰れるように朝一のオープン前のリフトに並んでこの日はスタート。パウダー5も残り4時間で使い切って帰るのにもちょうどいい。

 

↑リフトが開く前に並ぶのは初めてかも。

 

今シーズン最後の川場になりそうだから今まで行った事のない高手ダウンヒルから桜川コースの一つ上のウェーブのコースに行ってみたり川場をたくさん楽しんだ。壁にはリップがついてて川場の地形遊びは最高。

 

パークではスタート位置からアプローチしてナックルを通過する練習を繰り返した。直滑降や直滑降に近いターンが苦手。次回はそれを意識したターンの練習を予定。

 

↑大きなテーブルを使ってアプローチの練習。

 

↑見返してみたらチェックの入れ方は良い感じ。

 

↑一応スライドでのスピードコントロール

 

↑フラット付近でまっすぐアプローチ。

 

↑テーブルにはうまく侵入。ちょっとオーバースピードか。

 

↑オーリーと直滑降ができないからナックルは厳しいかな。

 

帰りには少しだけオーリーの練習。普段のフリーランとは違った基本姿勢。基本姿勢のバリエーションも勉強中。

 

↑結構綺麗な基本姿勢。

 

↑癖で左腕が少し開いちゃうけどまずまず。

スノーボード52日目(5歳7ヶ月) 丸沼を滑り倒すオールマウンテンな娘。

〜【本日の一コマ】最高に雄大な景色〜

 

3月27日、蓋をあけたら寒かった今年の3月。もう4月目前のシーズン後半とは思えない白銀の世界を娘と堪能。この日はいつも以上に丸沼をオールマウンテンに楽しめた1日だった。

 

前日は地元は激しい雨。しかし空気も冷え込んで山では「もしやパウダー!?」と期待高まる。娘と共に丸沼の山頂を向かうとそこは大当たりで20cm以上のパウダー。

 

↑駐車場でもこの雪の深さと軽さ。

 

山頂へ向かい、今シーズン綺麗な雪は最後かなと思いっきり雪遊び。かくれんぼしたり、雪だるま作ったり。

 

↑雪だるまと一緒にはいチーズ。

 

↑せっかくの絶景なのでいろいろお散歩してみる。

 

そしてこの日はゴンドラを3周まわして、プラス普段滑らないコースを狙ってリフトもいろいろ巡った。とにかく壁とか地形へ雪がしっかりついててお互い攻めの滑りができた。

 

↑ほんと2人でひたすらいろんな壁を攻めた。

 

↑普段はあまり滑らないコースもいろいろ巡った。

 

↑後半はシャバ雪。

 

さらに娘はパークでもプッシュしてジブやウォールを見事メイク。アイテムだけでなく、パーク全体をスムーズに流せるようにも特訓中。そのため滑りもショートターンや直滑降などスピードを重視する滑りを今は心がけてる。その中では早いペースでのエッジの切り替えに何度か逆エッジも。しかしめげる事もなく滑り続ける娘。本当に強い子だなぁ。

 

↑パークもプッシュ。

 

↑パパの助けなしでジブメイク。

 

 

↑ウォールではアーリーをメイク。

 

スノーボード51日目(5歳7ヶ月) 試乗会に参加。

〜【本日の一コマ】お気に入りの板、みっけ。〜

 

3月23日、石打丸山でPSJFamilyのキッズ試乗会に参加。なるべくいろいろ乗ってみたかったから娘が途中お昼寝タイムにならないよう今回は気合い入れて車中泊で前入り。娘との車中泊も初の試みで、なんとかなったがやってみていろいろ勉強になった。

 

前日夜、ママには夕飯とお風呂をお願いしてパパも微妙に早く仕事が終わったので帰宅したら急いで荷造り。いつもの荷造りと違って寒い中での車泊だから寝具がたくさん必要。

 

↑準備できたらママにバイバイして出発。

 

家を出発したのが21時30分。娘も夜の車移動にテンション上げてしばらく起きていたが22時前には静かに就寝。月夜野ICまでは下道で高速代を少しでも節約。高速に乗って23時頃には谷川岳PAに到着した。今夜はここで車中泊

 

↑出発。

 

谷川岳PA到着。

 

↑せっかくなので少し散歩。

 

↑娘ぐっすり。

 

↑外は-3度。

 

ここまでは予定通りにこれたが、就寝してから深夜2時。寝袋や毛布などを持って来ていたが、いよいよ寒さで寝るのがしんどくなった。周囲も車泊の車が多くなるべくは暖房無しで乗り切りたかったが、さすがに外気温-3度ではキツい。パパは少し睡眠とれたので娘をシートに乗せ直し思い切って別の車泊候補地へ移動。走行すればエアコンもすぐ暖まるし。そして向かったのは石打丸山を少し過ぎた南魚沼の道の駅。こちらも車泊の方々は多くいたが、駐車スペースが広く暖房をつけて寝ることができた。朝になり6時30分ぐらいに自然と娘が起床。そのまま身支度を整え朝食をとったら8時前には石打到着。

 

↑他の車との距離が確保できたので暖房つけて無事一夜を越せた。

 

↑気持ちの良い朝焼け。

 

↑娘は熟睡できた様子。

 

石打丸山に移動。

 

試乗会は9時からという事でしばらく足慣らしをする事に。その時ぐらいから雲行きが怪しくなり、滑り始めたら突然激しい雨と強めの風。幸い強い風はこの一時だけでおさまってくれた。雨は降ったり止んだり繰り返してたが娘は雨を気にすることなく、滑りにはあまり影響がなかった。

 

なんだかんだ10時ぐらいになって試乗会の受付へ。サヤカママにも声をかけてもらって試乗会に並んでる板を見回してどの板にするか相談。ある程度滑走できる事を伝えて、GRAYのCUB-Xの104cmはどうかとの事。まさにパパが1番気になっていた板で少し長めのキャンバー。娘がこれを乗りこなせるのかとても気になるところ。

 

しかし、ちょうど104cmは貸し出ししているところで、ひとまずもう少し乗りやすそうなサロモンのTEAMの100cmをお勧めしてくれた。

 

↑いろいろ板を見て回る。

 

↑まずはこの板から試乗。

 

最終的にはこの板がキッズの板の定番ではあるものの、娘のフィーリングにマッチ。多分次乗る板の最有力候補。パパとしてはお財布にも比較的優しい板なのでありがたい。

 

まず娘の板の選ぶ最重要ポイントとしてキャラクター。娘的には描かれている全てのキャラクターが可愛いとのこと。そして娘いわく何よりロケットの中にいる鳥が最高にクール。

 

↑なんとソールにも鳥がいた。

 

娘の話しではターンの取り回しも良く、直滑降も安定していてそれでいて軽いと高評価。

 

時間が許す限り他にもCUB-X含め3本乗ってみたが、側から見てサロモンの板が最も娘に馴染んでいるのは間違いなかった。パパの感覚からすると、ザ・初心者キッズの板じゃないの〜と多少侮っていたがいざ滑ってみて悪くない事がわかった。また娘のスキル不足もあるが、他の板がビックリするほど娘には相性が悪いらしく本当に試乗会に参加して良かったと思う。

 

↑乗る板によっては全然滑れなかった。

 

本当は各板の詳細をサヤカママに聞いてみたかったが、娘が滑りに夢中で今回はあまりお話しできなかった。最後なんて夢中になりすぎてじゃんけん大会に参加できないわ、返却がギリギリになるわ。でもいろんな板に乗れて娘も楽しかったとご満悦だった。

 

スノーボード50日目(5歳7ヶ月) 春分でも山は真っ白ハイシーズン

〜【本日の一コマ】こんなに積もりました。〜

 

3月20日、たまたま祝日と休みが重なって活気のある丸沼を満喫。コンディションはまさに神がかり。1日の天気の移り変わりが、無風での20cm近くの積雪→晴れ間がのぞき抜群の展望→降雪再開→帰路に着く頃に荒れ模様。

 

シーズン前半はゲレンデコンディションに泣かされ半ば諦めてたのもあったけども、3月入ってハイシーズン並みのクオリティの連続に雪山の良さとそれを自分がどれだけ欲しているのか心底感じてしまう。

 

娘もすこぶる調子良くて、軽快に丸沼の壁を攻略。パークのアイテムにも少しずつチャレンジ中。滑る中で課題もはっきりしてきていろいろ試してみたい事もできた。

 

朝、現地までは周りの山々もよく見え本当に雪降るかな?ハズしたかなっと心配になる程。しかし到着し着替えてる間に見えてた山々がすっかり雲に隠れ突如の降雪。そうなると次の心配は風。予報では日中から5〜9mの風速、その中でも5mの予測と比較的穏やな予報だったのが丸沼。移動の間は降雪もだが風もまったく感じる事もなく、この雰囲気ならなんとか荒れる前に一本でもゴンドラ流せればいいかなと思ってた。荒れて来たらすぐ帰ろうかなと。

 

↑ものの数分で道路にうっすら雪が積もってきた。

 

↑暖冬の嫌な雰囲気をリセット。

 

↑風が強まるのを恐れ、いそいそとゴンドラに乗り込み山頂へ。

 

 

山頂到着。言ってもパウダー下にガリガリアイスバーンとかいるかなと思いきや優しいゲレンデコンディションでビックリ。心配してた強風も全く無く只々しんしんと降る雪。これは丸沼の地形を攻め倒せる1日と確信。

 

そしてこんな日に大活躍のnewギア。前回のガーラで見つけたキッズサイズのインターグローブ。娘の手のサイズに合うものがなかなか無く見つけたら即買い。おかげでバイン装着とかとても快適になった。でもグローブをブラブラさせてリフトとかに引っかけると大変なのでその辺子供は注意必要。

 

↑インナーグローブあるとゲレンデ生活がとても快適。

 

↑バインの装着めっちゃ早かった。

 

さて、バインを装着して一本目丸沼TopToBottom。まずはイチカベを攻める。と思いきや娘丸沼の地形がまだ頭に入っておらずイチカベをどう攻めるかわからない模様。ひとまず一本目は地形で遊ぶより丁寧にターンを刻んでいく娘。

 

イチカベに斬新なラインを刻む娘。

 

↑まずは様子の一本目。

 

しかし攻める時は攻める子。途中のフラットでは突然のバックサイドゆっくりドライブを披露。「できると思った」と娘。こんなひらめきからトリックは始まっていく。なかなかスムーズなトリックに撮影してなかった事が悔やまれる。しかしその後パパの要望で2回やってくれて動画にも撮れた。オレンジコース上部のパークを流しつつゴンドラ連絡路へ。ゴンドラ連絡路まで下ると少しカリカリ。

 

↑1番降ってた時。

 

↑ゲレンデ下部はカリカリ。

 

TopToBottomを一本流したところで娘早くも空腹。ならお昼の混雑前に早々にランチ。

 

↑回を追う毎にお昼ご飯が早まってる気がする。

 

TopToBottom二本目。この時間から雪が止み周りの山々が見え始める。山頂に着くと日光白根山が出迎えてくれた。

 

谷川岳も姿を現した。

 

この一本はパパも撮影せず一緒に滑りを楽しむことに。とんふぁんまで一緒に下ったところで途中のパークの流し方がイマイチでリベンジに第5リフトでパークに戻った。そこでも撮影してないところで会心のパークラップを娘披露。またもや映像に残らなかったのを悔やみつつリベンジ成功。その後パパのバインのビスが緩んでるのに気付きそのままとんふぁんに立ち寄る。少し休憩しようと思ったら娘が強い眠気に襲われ、ここでまさかの1時間お昼寝。

 

↑一息つく。

 

↑あら、寝ちゃった。

 

↑熟睡。

 

そして14時ぐらいから滑走再開。ひとまずゴンドラまで下ってもう一本TopToBottom。この時少し風が出はじめてたが同時に再度まとまった降雪。時間も14:30を回っていて、ハイシーズンを満喫できるのは今シーズンこれが最後かなと思いながらのラスト一本。

 

イチカベは入り方を娘に伝えて、今度はなかなか良い高さまで攻めれた。地形では娘の方からトレインの先頭を名乗り出たり、パークも失敗はしたがボックス、キッカー、ウォールにチャレンジ。パークの様子は電池切れで撮影できず残念。撮影できない分はその下のコースを存分に堪能、ゲレンデにお別れを告げる。

 

↑最後にイチカベを越えた。

 

車に戻ると同時に強い風が吹き付けてきた。終わらせる時間はどうやらベストだったみたい。滑り終わりにはお馴染みのおやつタイム。車を走らせる間も降り続く雪を娘と眺めながら「明日も滑りたいねぇ」と帰路に着いた。

 

↑おやつタイム。

 

↑帰りも降り続けた雪。

 

スノーボード49日目(5歳7ヶ月) 娘、初キッカー

〜【本日の一コマ】ガーラで最高のスノーボード日和〜

 

3月11日、暖冬のはずだけどもここに来てパウダーチャンスが継続中。思ってもみなかったハイシーズン並みのコンディション。どこへ行こうか思案していると、娘がガーラへ行ってみたいと要望。以前の石打トリップで湯沢の雰囲気が気に入った娘。石打に行く途中でお隣に新幹線で来れるゲレンデがあるよと教えて興味があったみたい。予報でもめちゃくちゃコンディション良さそうで今回はガーラへ足を伸ばしてみた。

 

湯沢へ向かうのに高速の料金を節約するため、下道を駆使しながら月夜野ICから向かう。谷川岳は見事に雪に包まれ、関越トンネルを抜ければ湯沢の雪国らしい景色が飛び込んできた。

 

↑雪に包まれた絶景の谷川岳

 

関越トンネル前。(娘撮影)

 

関越トンネルが見えて来た。(娘撮影)

 

関越トンネル通過中。(娘撮影)

 

↑湯沢に到着。(娘撮影)

 

↑ガーラもすぐ目前。(娘撮影)

 

↑やっぱり雪景色の中の運転はとても気分いい。(娘撮影)

 

現地に到着したのは9時前。ちょうど駐車場した場所が入り口から少し遠いものの新幹線やゴンドラが眺められる位置。娘も大喜び。

 

↑準備万端。

 

↑新幹線E7系と記念撮影。

 

↑チケット買う前にガーラ湯沢駅を少し散歩。

 

↑いざ新幹線デザインのゴンドラに乗ってゲレンデへ。

 

↑下界の湯沢の町と遠くの山々。

 

この日のガーラは無風、快晴、パウダーと期待を大きく上回る最高のコンディション。午前中は中央エリアでまったり滑る。しかし徐々に混雑してきたので早めにお昼ご飯。お昼ご飯の後は北エリアへ移動。

 

↑最初は中央エリアをしばらくブラブラ。

 

↑混まないうちに絶景の中でのお昼ご飯。

 

そしてガーラに来たからにはQUEST PARKを見学しつつ、ハイクアップエリアで初めてのキッカーチャレンジ。娘もやる気満々。

 

記念すべき1本目、まずはスタート位置よりかなり下までスライドしてパパの合図でドロップ。ジブの時もだが、娘はドロップとアプローチの思い切りがいい。もしかしたらショートターン苦手なだけかもしれないけど。綺麗にドロップして少しトゥに荷重しながらリップまではスムーズに辿り着けた。越える事はできなかったが初めてにしては悪くない。

 

↑最初はかなり下の位置から。

 

↑躊躇の無くドロップしアプローチも良い感じ。

 

↑1本目はリップ越えられず。

 

2本目は少し上からのドロップ、2本目は尻餅つきながらも早くもリップを越えることができた。

 

↑リップを越えた。

 

3本目はさらにスタートを上にしたところ、リップをゆっくりとだがコケずに抜ける事ができた。

 

↑コケずにリップを越えられた。

 

4本目、慣れて来たのかパパが指示する前に結構高い位置からドロップ。あんな高い位置で大丈夫かと思いつつ、娘を信じてみる。結構スピードも乗ってるがアプローチの姿勢は悪くない。リップで盛大に潰されるかなと思ったが意外とリップもうまく抜けた。ただ問題はここから。オーリーかけられないしリップとテーブルの落差を考慮した板の合わせも出来ない、受け身も出来ない。結果、結構な勢いでテーブルに叩きつけられた。ナイスプッシュ。

 

↑力み過ぎず素直なアプローチ。

 

↑Gにも耐えてる。

 

↑ここで踏み切れれば普通に良いところまで飛べそう。

 

↑着地の衝撃は吸収できず。

 

↑潰された。

 

ひとまず痛い思いをしたところでインターバル。休むついでに受け身のとり方を詳しく指南。スノーボードではグラトリでもキッカーでもジブでもトリックをやる上ではコケるスキルもとても大切。しかしコケ方がわかると体は逃げるようになる。この後時間をおいて5本ほどチャレンジしたがやはり先ほどよりも後傾になった。と言うよりリップ上で自分から後ろに倒れにいってる状態。でもキッカー初日にしては上々。

 

↑受け身を教えたのでやっぱり後傾の意識が働いちゃう。

 

せっかくのハイクエリアなのでパパも久しぶりに、というか今シーズン初キッカー。いろいろ怪しい部分はありつつB1、B3、F1、F3までは決める事ができとりあえずパパの威厳は保つ事ができた。そして何を隠そうパパは無類のキッカー好き。キッカーはパパにとって最も大切なマインドだ。そんなキッカーを娘とハイクしながら楽しめるなんて筆舌に尽くし難い。

 

↑娘の声援に応えられるか。緊張のアプローチ。

 

↑無難にF1メランコリーグラブ。バイン掴んでるな。

 

↑手を繋ぎながら楽しくハイク。

 

パーククローズの時間近くまでハイクエリアをたっぷり遊んだら少し軽食とり中央エリアにもどる。そこからは怒涛の追い込み。娘も最後まで滑りたいと本当に最後の最後までひたすら滑った。クローズ後も滑り足りないと言う、1日中滑り倒せる無限の体力を身につけた娘に頼もしさを感じながらこの日は下山。

 

↑休憩にパークを眺めながらスイーツと唐揚げを楽しむ。

 

↑一度リフトが止まる前に石打側のローマンホリデーへ。

 

↑日が傾き始めて来た。

 

↑リフトが止まるギリギリ前に滑り込みで最後のラン。

 

↑見事営業終了まで滑り切った。

 

↑ガーラでの最高の1日でした。

スノーボード48日目(5歳7ヶ月) ステップアップのためのいろいろなチャレンジ

〜【本日の一コマ】見事な川場ブルー&ホワイト〜

 

3月7日、暖冬の3月とは思えない奇跡的の風景が広がる川場スキー場。いつもながら娘と共にいるゲレンデはこの日も充実感、充足感でいっぱいだった。

 

↑娘と訪れる雪山のなんと綺麗な事か。

 

↑美しい大自然をただ自由に楽しむ。

 

↑雪山での時間を共有。

 

↑雪と戯れたり。

 

↑鍛錬も欠かさず。

 

↑そして時には自然を見つめながらゆっくり体を休める。

 

大抵のコースは問題なく滑れるようになった娘。その分いろいろな滑り方のバリエーションや知識と言うのが必要になってきた。一素人のパパでは5歳の娘に向けた効率的なレーニング方法や、様々な滑りのノウハウを言語化するのは正直難しい。しかし娘と滑りながら伝えられる事は伝えていきたい。

 

まずは視界をより広く遠く。急斜面では横へのトラバースするような大きなターン、緩斜面では振幅の少ない直線的なターン。それにより移動スピードを上げ、地形やアイテムへのアプローチに繋げていきたい。そのためには広くて遠い視界が必要と考えた。

 

娘のターンはまだまだ目前に迫る状況をその都度処理するような滑り。また得意のバックサイドターンではフロントへの切り返し前ににわずかにボードスライドを入れ減速や停止が入りスムーズなターンが作れていない。斜度やスピード、死角への恐怖心もある模様。

 

↑バックサイドターンでの減速癖。

 

そこをより遠く広くへ滑走の意識を広げることで先のような課題の解決やスキルアップ、それだけでなくラインやアプローチを自分で想像して構築する楽しさや疾走感、雪山をより自由に楽しむ事に繋がっていくはず。

 

↑コントロールできる速度の底上げを目指す。

 

さて、オープンをちょっと過ぎた9時前にゲレンデへin。一本目は足慣らしに桜川コース。そして前回は荒天だったためゆっくり見れなかったFLUXPARKへ。ボルケーノやスパイン、テーブルトップと地形のように当て込めるアイテムもあり、まだ何の勝手もわからない5歳児に「パークを流す」という事を経験させるにはちょうどいいレイアウト。

 

↑朝は少し硬めの雪質。

 

↑一本目からなかなか安定した滑り。

 

↑朝一のパークを一緒に流す。

 

その後はクリスタルコースへ。眼下に広がる雪景色に娘も「キレイだねぇ」とリフトに揺られながら空中散歩。以前川場の上に来た時は娘的に地形が入り組んで難しい印象があったようで少し消極的な滑り。

 

↑木の葉での移動が目立つ。

 

川場の山頂はまだ不慣れな娘。地形が頭にインプットされてないコースは不安に感じるみたい。斜度の変化と曲がりくねる地形に適切なラインが描けず難しい斜面へ侵入してしまう。なるほど、確かに様々な経験を積んだ大人が感覚的に理解している常識も子供にとっては未知。例えばカーブした下り坂があれば大人はカーブ内側の斜度がキツくなる事は感覚的にわかるので、自然と外側へのラインをほぼ無意識でとることができる。娘はそれをまだ理解していないので結果難易度の高いラインで滑る事になってしまう事が多い。

 

先の地形を予想し最適なラインを読むという事ができないとなると地形が頭にインプットされてないコースは不安に感じるし、事実滑りに無駄な負担が生まれるよなと納得。そこで冒頭に書いたような視野を広く遠くとって先を考えて滑る事、またそれに合わせて滑りのバリエーションを使い分ける事を伝えた。私生活を含め成長に伴い経験が増えれば自ずと身についていくロジックでもあるが、5歳児にはなかなか難しい話。

 

↑川場の3次元的なコースの滑り方をレクチャー。

 

また、娘曰くターン途中で立ち止まるのは娘なりにいろいろ考えをまとめるために立ち止まる、また大自然雄大さに畏怖を感じて立ち止まってしまうとのこと。大自然の中に美しさだけでなく畏怖を感じとるとはしっかりした感性だと思うし、大切にしてあげたい。

 

↑子供にはこの広大さが少し怖いのかも。

 

その後は娘の要望でハイクアップエリアでジブチャレンジ。今回はパパの助け無しでのメイクを目指す。でも直線的な滑りがまだ苦手な娘。どうしてもヒール側に荷重がかかりリップ前でローテーションがかかってしまう。

 

↑果敢にも一人でドロップ。

 

↑リップ手前でローテーション。

 

↑粘り強く何度もチャレンジ。

 

↑惜しい時も。

 

↑見知らぬお姉さんも励ましてくれる。

 

ブーツのタンを潰すように、またフリーランとは違って体を開かず頭だけ進行方向を向けるようにアドバイス。少し改善したがどうしてもインできない。ものすごく悔しがる娘。しかし大の大人でもアプローチはとても深く難しいお話。そして数えきれない程の失敗と成功を繰り返すのが練習というもの。お昼時間もあるのでラストチャレンジを娘に伝える。最後はパパが並走して「アプローチがズレたり、コケそうになったらサポートするよ」と提案。

 

いざラストドロップ。パパがいる分リラックスした娘、手を出す素振りをしつつ声だけかけるパパ。そしてそのまま見事にボックスメイクできちゃった。普通の家庭では自転車練習の「パパ絶対離さないでね。」が我が家ではボックスバージョン。その場に居合わせた見知らぬお姉さんからも声援と拍手をもらった。

 

↑娘に触れない程度に手を添え声をかける。

 

↑支えられてるつもりの娘はそのままメイク。

 

↑その場に居合わせたお姉さんも拍手。

 

ここで一区切り。車に戻ってお昼休憩。随分動いてお腹が空いたみたいで、大人サイズのおっきなおにぎりを2個たいらげた。デザートはりんごといちご。その後は車の中で十分休息をとる。

 

↑持参のお弁当。

 

↑まったり休憩。

 

↑かなりリラックスモード。

 

お昼後には再度クリスタルコースに上がり、ロングターンや直滑降に近いターンの練習。またトレインにもチャレンジ。そのままパークを流しながら14時半ぐらいに終了。

 

↑ライン取りも良くなってきた。

 

↑緩斜面はヒールでの減速がなくなってスピード感も出てきた。

 

↑トレインはまだ難しい。

 

そして滑りだけでなく、これからは少しずつ自立のため自分の事を自分でやるようにもチャレンジ。板を履いたりリフトに乗ったりまだサポートが必要だけど、娘からも「自分でやるから」と成長を見せてくれた。案の定バイン締めるだけで体力持ってがれたり、リフトで落ちかけてヒヤッとしたり。でもパパを含めて何事も経験。

 

↑ミトン越しのストラップ装着に悪戦苦闘したり。

 

スノーボードとは『雪を滑る』たったそれだけの事なのに、そこにはとてもたくさんの要素が詰まっていて、あらゆる可能性を探究し続けることができる。娘に伝えられているのはまだそのごく僅かだけども、この日も様々な体験ができて、色濃く多彩でとても素敵な一日だった。

スノーボード47日目(5歳6ヶ月) 今シーズンはこれからが本番

〜【本日の一コマ】歓喜の雪山復活〜

 

3月1日、シーズンも中盤を過ぎ新たに手に入れたパウダー5で向かうはホワイトワールド尾瀬岩鞍。パパは10年以上前に3回程滑った事があるがほとんど記憶がない。パークもないゲレンデなのでこれまで行き先の候補に上がる事がなかった。しかも最後に行った時は車のキーを失くすという苦い経験ありのゲレンデ。

 

↑パウダー5対象のゲレンデなので一度は娘と滑ってみたかった。

 

暖冬の今シーズン。でも3月入ってからハイシーズンな感じで各地の雪山からも同様のお便りが届く。この日も自宅は雨が強く降っていたが、沼田に近づいたところで牡丹雪。もはや今シーズンのこの時期にこんな風景が見られるとは思わなかった。

 

↑見事な積もり具合に喜びが湧き起こる。

 

期待に胸を膨らませ現地に着くとちょっぴり重めだが20cm程のパウダー。娘も雪の良さに大はしゃぎ。これは調子良く滑れそうだ。

 

↑暖冬の3月とは思えない。

 

↑安全祈願と降雪への感謝。

 

最初、ファミリーコースとロマンスコースで様子見ながらゴンドラで上がろうかと予定。しかし途中強風が吹き始めてゴンドラが止まる事も。前回強風トレーニングを決行したのでこの日は無理をせずそのままひたすら快適なファミリーコースを回した。

 

↑暖冬の3月とは思えない。(2回目)

 

↑調子良過ぎて予定時間オーバーしつつ10本以上は滑れた。

 

ファミリーコースは強風の影響もあまりなく高コンディションでいつも以上に滑りに集中できた娘。やはりある程度整ったコンディションは必要で、今シーズンは総じてコンディションが本当にシビアだった。2月半ばまではほぼアイスバーンでの練習の連続。そのせいもあり娘のスキルも一時期は停滞してしまい、その時は率直に残念でかわいそうな思いもあった。

 

しかしこれだけ雪があればしっかり実力が発揮できて、練習にも集中できる。すっかり安定感のある滑りが身についてきた娘。最近はカービングやグラトリにも興味が出てきたので少しづつステップアップをしていこう。

 

↑フロントサイドターンも克服。

 

同時にここまで滑れてくるとパパも自分の練習が再開できるようになってきた。暖冬になかば諦めかけた今シーズンだけどももしかしたらシーズン本番はこれからかもしれない。まだまだ楽しくなりそうな今シーズン。

 

↑ちっちゃなかまくら

 

↑滑った後はお食事会。