〜【本日の一コマ】娘よ、凛々しいぞ〜
そろそろシーズンも終盤。ここからは豊富な雪を求めていよいよかぐらスキー場へ。娘は初めてのかぐら。新潟の地も初めて。
これまでと比べると娘とのスノーボードトリップとしてはかぐらはハードルが高く感じる。去年の滑り納めに志賀高原に滑りに行った時もなかなか大変だった。今回のかぐらは娘と一緒だから車での移動距離、時間は最短とし高速を使う。高速代、ガス代ヤバい。そして駐車場から山頂までもゴンドラ→リフト→ゴンドラ→リフトと1時間ぐらいはかかるため娘をつれて山頂を目指すのはパパにとっても少し不安。
子連れは雪山の計画だけでなく、生活サイクルを考慮する必要もあるのがとても悩ましい。生活サイクルを念頭に娘への負担がなるべくかからないようにいろいろ思案する。そんな思案する事も楽しみだし、毎回不安を感じつつも娘と一緒のスノーボードトリップで後悔したことは無い。得られる事は何ものにも代えがたい体験で、当の娘も前向きに楽しんでくれてる。
今回は娘を連れて行くのにゲレンデコンディションも不安があって、雪のシャバシャバ具合や何よりこの時期はコブが心配。それなりの斜度もあるゲレンデで娘がどれだけやれるのか。
いろいろな課題が脳裏をよぎりつつ現地へ向かう。今回のトリップのハードルが高まった要因が実はママの資格試験の送迎もあったこと。資格試験で8時半に送り、18時半に迎えに。この限られた時間でこんな時期にまだ雪が豊富にある遠方の山の頂上を目指すなんて常軌を逸していると自分でも感じる。
あと、判断に悩まされたのが天候。前日までは全国的な雨。数日前から天気予報と睨めっこ。最初は前日で雨は上がる様子だった。しかし日が経つごとに当日早朝までは雨の予報が濃厚と判断された。であればママの送る時間を考え午後券を選択。早めに湯沢に入りまずお昼ご飯を済ます。そして天候の回復を狙い午後券の時間から即山頂目指し3本ぐらい流したら14時には下山し余裕を持ってママを迎えに上がると言う計画。
そんな計画は即破綻した。当時最初のトラブルがママを送ったその後、娘の車酔い。車酔いと言うか、大好きなスルメイカを食べ過ぎた様子。娘は普段、車酔いはしない。娘を気にかけながら関越道を運転する事、下牧PA付近。なんとなく娘の限界具合が感じられたので停車。そして外の空気を吸いに出たところでリバース。ギリギリのところで車内が大惨事に見舞われ事は回避できた。そしてそのまま水分補給をしつつ外の空気を吸いながらお散歩。
↑リバースした事は気に留めない。
↑タンポポ吹いたり。
↑チョウチョウ捕まえたり。
↑てんとう虫の赤ちゃん見たり。
30分以上はロスしただろうか。ひとまず娘もすっかり元気になったため車を走らせる。余談だけどもここでパパ的に娘に体験してもらいたかったのが関越トンネル。時間があれば谷川岳PAで休憩を挟み少し関越トンネルを楽しみたかったところ。今回は時間が押しているのでそのまま通過。それでもトンネルの長さは娘も驚いていた。幼少期はこのトンネルも体感1時間ぐらいの長さを感じていた覚えがあるが、大人になった今はせいぜい10分弱。子供の頃の充実した時間感覚を今の娘も同じように感じているのかな。
↑子供の頃はこの関越トンネルの長さがワクワクしつつ退屈だったなぁ。
下牧PAでは谷川岳方面はまだ雲に包まれて、時折強い風に乗って雨が舞っている状態だった。関越トンネルを抜けるとやや薄くなった雲。湯沢の独特の街並みも興味深く眺めている娘。ここまでくれば後は少し車を走らせるだけ。
到着したのは11時20分。時間的にはちょっと遅れた程度だけども、しかしこの時お昼ご飯はまだ食べていない。むしろ途中リバースしてお腹空っぽの娘。でもまだガッツリ食べるとまた調子悪くなる事も考えられるためここはそのまま山頂を目指すことにする。
↑みつまた到着。風は落ち着いているがまだ雲が多い。
↑身支度は自分で。
↑リフト券を買いに行く。
↑小学生以下無料。
↑大きなゴンドラが興味深い様子。
↑みつまたのリフト。雪が少ない。だんだん晴れてきた。
↑ちなみに数年前の5月半ばの積雪。
みつまたのリフトを降りかぐらゴンドラへ向かう。雪の少なさと土混じりの状態で移動が大変。娘を抱っこしつつゆっくり滑る。
↑かぐらゴンドラの中腹からやっと綺麗な残雪が見えて来た。
さすがのかぐら、他の地域は一切消滅した雪がまだまだしっかり残っている。かぐらゴンドラを降りたのはもう13時手前。山頂駅にてまずはお昼ご飯。
↑最高の眺めに食が進む。
滑り始める事ができたのは14時手前。しかしこの地までに4歳児を連れてくる事ができただけでも上々。まだまだ雪の量もしっかりあって一面の雪景色に娘も嬉しそう。さらにもうひと踏ん張りしてもう一本リフトを乗り継ぐ。
↑たまらないこの晴天と雪景色。
↑ゴンドラよりリフト大好きと言う娘。
気持ちの良いドピーカン。ここまで来るのは大変だっけどもそんな苦労すらもこの最高の景色のおかけで全てが楽しい思い出。
↑雪山最高。
そしていざ、かぐらの斜面にドロップ。標高の高さから1番上はそんなに悪くない雪質。最初は少しフリーランを楽しみつつ、その後この時期の風物詩コブの斜面。人も多くさすがにここはパパが抱っこして安全に下る。
↑練習前は娘の気分に任せたフリーラン。
そしてコース左へ続くルートへ。ここからは娘が自力で挑む。細くゆるやかなコースを経て少し斜度がキツくなるポイント。多少ボコボコになっているがパパの助けは不要。尻もちついた娘がここで初めて座る姿勢から立ち上がる事ができた。斜面がキツい分起き上がりやすいがこの感覚の繰り返しが大切。コケても一人で対象できる事が体感できれば娘の自信にもつながる。
↑左に入ったコースを攻略。
その後のなだらかな斜面では課題のトゥサイド特訓。山側を向いて立つ練習。そしてこれまた娘が初めて試みた板を履いたままの寝返り。これができるとコケても体を入れ替えて立つ事ができるため、本当に一人立ち目前。
娘もイケると感じでいるようでがむしゃらに繰り返し練習。そしてついにとても小さいがターンもできた。まだトゥサイドに乗って大きくターンはできないものの、上手くすれば今シーズン中にターンを習得できるかもしれない出来。
時間の都合で2本滑ったところでタイムアップ。しかし、充実した2本で上記以外でも最終的にはコブ斜面やキッカー前の斜面の攻略もできた。
気づけば15時半。時間がおしているので、帰りはかぐらゴンドラを利用スピーディーに下山。それでもみつまたで少し自分で滑ったりと娘もギリギリまで滑りを楽しんでいた。
↑いそいそと帰りの自宅。
↑時間あればイスを広げてまったりしたい雰囲気。
↑かぐら山頂からママを迎えに車を再び走らせる。