3歳5ヶ月からのスノーボード育児

娘のスノーボードデビューを機に家族一緒に雪山を楽しむ様子や育児にまつわる出来事を日記にしてみよう

スノーボード46日目(5歳6ヶ月) 厳しい雪山への立ち向かい方

〜【本日の一コマ】ホワイトアウトする程の強風〜

 

2月27日、低気圧の発達で全国的な暴風の日。東京では台風並みの最大瞬間風速25m/s。ゲレンデの予報を見てみると川場が7m/sとのこと。ぐんまパウダー5が残り1時間。娘に雪山の厳しさ体験させつつ残り時間を消費しきるために川場に向かった。

 

現地に到着した時は断続的に強風が吹き付けてくる状況。吹き溜まりではパウダーもあるが、風の通り道や人がよく通る場所ではパウダーは飛ばされてアイスバーンが見えていた。

 

アイスバーン丸見え。

 

まずはこの強風にさらされることに怯える娘。寒さや風には最大限対処してるものの5歳児にはゴォーっと言う音はひたすら恐怖。大人とは恐怖の感じ方が違う。ひとまず強風が来た時には「ネコバスが走ってたねぇ」と会話を盛り上げながら滑り始めた。またいろいろなモノが飛んでくる事も多い。不用意にパパから離れないようにも注意。娘に遠くへ行かない事を伝えてる間でも強風で流される板もあったから本当に危ない。

 

↑時折風に煽られ転倒。

 

こんな環境なので今回は滑るトレーニングよりは厳しい雪山を実感してもらうのが目的。しかしもう一つついでの目的があって向かうはハイクアップエリア。ここにイージーなボックスが設置されている。強風の合間には風が弱まるタイミングがあるのでそのチャンスにジブを初攻略しようと画策。

 

↑まともに滑れそうにないので新しい事にチャレンジ。

 

めちゃくちゃスパルタだけども、自然相手のスノーボードをやる上では、過酷な状況下でもチャンスをしっかり見定めそれをモノにする力が必要。また究極それこそが一つのスノーボードの楽しみ方、マインドだとも思う。そんなとこまで汲みとる必要はないが、何かを成功させるためには例えばこんな強風の時はただ怯えるのではなく身をしっかり守りつつ、全体を注視し次の動きに備えチャンスをうかがうという事を伝えた。そして実践。

 

↑初ボックスは体を支えて感覚のチェック。

 

↑風が来るたび中断しつつ何度かボックスの上を滑らせてあげる。

 

↑徐々に手を離しはじめる。

 

↑強風に耐える間も次の行動にすぐ移れるように準備。

 

↑目標見定める娘。

 

↑アプローチはパパがお手伝い。

 

↑リップからはパパも手を出さない。

 

↑娘を信じて見送る。

 

↑着地まで見送る。

 

↑そして初メイク!

 

どんな状況であれ身を守り次の行動の準備という教えを実践できた娘、見事!

 

ハイクアップエリアで1時間弱過ごしたが、だんだん強風が吹き続くようになってきた。これ以上は危険なので下山。パウダー5も使い切り、ゆっくりご飯を食べ車内に戻ったらまったりおやつタイム。外を見ると強風が絶え間なく吹き荒んでいた。帰るタイミングも良かったみたい。

 

家に到着すると期間ギリギリに追加で注文したパウダー5の20時間券が届いていた。まだ3月に入ってもしばらくは積雪の予報もあるし今シーズンはまだまだ楽しめそう。

 

↑シーズン後半の準備も万端。